お金の本おすすめ3冊|人生設計が変わる読む順番と選び方を解説

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自分の「人生」と本気で向き合える3冊の本

「NISAも始めた、ポイ活もしている、家計簿もつけている。……で、これは何のためだったんだっけ?」

クレジットカードの最適化を突き詰めていくと、必ず一度はこの壁にぶつかります。手段が増えるほど、目的が見えなくなる。これは家計管理の”あるある”です。

この記事では、その迷子状態を抜け出すのに効いた3冊を紹介します。共通しているのは、節約テクニックの本ではなく「人生のリソースをどこに配分するか」を扱った本だということ。

そして重要なのが、3冊はきれいに役割が分かれていて、順番に読むと1冊ずつバラバラに読むより効くという点です。この記事は、その順番と選び方に絞って解説します。

本記事で分かること
  • 3冊がそれぞれ何を担当しているのか(役割の違い)
  • どの順番で読むと効果が最大になるか
  • 自分がどの1冊から始めるべきか
  • 3冊まとめて買うか、1冊ずつ買うかの判断基準
目次

結論:3冊は「目的 → 戦術 → タイミング」の順で読む

先に結論だけまとめます。

幸福の「資本」論シンプルで合理的な人生設計DIE WITH ZERO
著者橘玲橘玲ビル・パーキンス
発売/価格2017年6月/1,980円2023年3月/1,760円2020年9月/1,980円
担当する問いどこで幸せになるかどう攻略するかいつ使うか
役割目的を決める戦術に落とす時間軸を入れる
キーワード3つの資本/8つのパターン合理性/リスパ思い出の配当/タイムバケット
読みやすさ★★★☆☆★★☆☆☆★★★★★
ページ数280p336p280p
推奨の順番1冊目2冊目3冊目

この3冊をセットで読むと、ご自身の「豊かさ」を設計する際の羅針盤として機能します。

3冊目の『DIE WITH ZERO』だけを読むと危険です。「ゼロで死ぬ」だけを持ち帰ると、土台のない浪費になりかねません。逆に1冊目・2冊目だけだと、貯まったけれど使えない状態から抜け出せない。

なので、土台を作るためのおすすめな読む順番があります。

読む順番は2ルートある

王道ルート|幸福の「資本」論 → シンプルで合理的な人生設計 → DIE WITH ZERO

「どこを目指すか」を決めてから戦術に落とし、最後に時間軸を入れる順番です。遠回りに見えて一番ブレません。前2冊が同じ著者の理論編・実践編という関係なので、流れも自然です。

読書に慣れている人、じっくり考えたい人はこちら。

即効ルート|DIE WITH ZERO → 幸福の「資本」論 → シンプルで合理的な人生設計

一番読みやすく、感情が動く1冊から入って勢いをつけるルートです。『DIE WITH ZERO』は具体例が多く物語調なので、読書が苦手でも進みます。1冊読み切った実感が、次の2冊への燃料になります。

普段あまり本を読まない人、まず1冊終わらせたい人はこちら。

どの1冊から始める?3つの質問で診断

3冊すべてを今すぐ買う必要はありません。今の自分に効く1冊から始めるのが合理的です。

Q1. お金は貯まってきたのに、何のために貯めているか説明できない
  → 『幸福の「資本」論』からがおすすめ。目的が決まっていない状態です。

Q2. 方向性は決まっているが、具体的に何をすればいいか分からない
  → 『シンプルで合理的な人生設計』からがおすすめ。戦術が足りていない状態です。

Q3. 貯めるのは得意だが、使うことに罪悪感がある
  → 『DIE WITH ZERO』からがおすすめ。時間軸が抜けている状態です。

複数当てはまる場合は、番号が小さいほうを優先してください。目的が決まっていない状態で戦術書を読んでも、実行に移りにくいためです。

3冊それぞれの役割

①『幸福の「資本」論』|目的を決める本

幸福を「金融資本(お金)」「人的資本(稼ぐ力)」「社会資本(人間関係)」の3つに分解し、その組み合わせから人生を8つのパターンに整理した本です。

結論はシンプルで、3つすべてを狙わず、2つに絞ること。リソースの総量には上限があるので、全部を守ろうとすると全部が中途半端になる、という主張です。

こんな人に:お金は貯まってきたのに満たされない人、家計の優先順位を決めきれない人

書籍 幸福の資本論 あなたの未来を決める3つの資本と8つの人生パターン
created by Rinker

②『シンプルで合理的な人生設計』|戦術に落とす本

①の実践編にあたる1冊。3つの資本という前提に「合理性」という軸を足し、どう攻略するかを扱っています。

私たちの脳が現代社会向けにできていないことを前提に、意志の力ではなく仕組みで防ぐという発想に立つのが特徴です。金融・人的・社会それぞれの資本に、具体的な成功法則が用意されています。

こんな人に:方向性は決まっていて、次の一手を知りたい人

③『DIE WITH ZERO』|時間軸を入れる本

「死ぬときに資産をゼロにする」を掲げた、資産形成本とは真逆の1冊。ただし浪費のすすめではありません。

体験を、配当を生み続ける資産として捉える「思い出の配当」という考え方が核にあります。9つのルールで構成され、資産の取り崩しを45〜60歳で始めることまで具体的に提案されます。

こんな人に:貯めることが目的化している人、使うのが怖い人

3冊を1枚に統合すると、こうなる

3冊を読み終えると、こんな順番の意思決定に整理できます。

  1. どの2つの資本で生きるか決める(幸福の「資本」論)
  2. その2つに合理的な仕組みを作る(シンプルで合理的な人生設計)
  3. 仕組みで浮いたお金を、いつ体験に変えるか決める(DIE WITH ZERO)

面白いのは、②が③の主張を検証している点です。『シンプルで合理的な人生設計』の第6章には「『ゼロで死ね』は正しいのか?」という項目があり、体験と蓄財のトレードオフが正面から扱われています。3冊が互いに参照し合っているので、並べて読むと理解が立体的になります。

まとめ買いか、1冊ずつか

3冊合計で5,720円(税込)。決して安くない金額なので、買い方の判断基準を整理しておきます。

買い方向いている人メリット注意点
3冊まとめ買い読書習慣がある人買い回りやまとめ買いのポイント条件を満たしやすい。順番に読み進められる積読になるリスク
1冊ずつ読書が続くか不安な人1冊読み切ってから次に進める都度の送料・ポイント条件に注意
1冊だけ試すまず合うか確かめたい人読み放題サービスなら追加費用なしで試せる場合がある対象タイトルは入れ替わるため要確認

おすすめは「診断で選んだ1冊を買って読み切り、良ければ残り2冊をまとめ買い」です。1冊目で相性が分かるので、無駄になりません。

読んだ翌日からできる5ステップ

インプットしたら次はアウトプットです。読んで終わりにしないための、行動リストをまとめます。

  1. 自分が取りにいく2つの資本を紙に書く(3つ全部と書かない)
  2. 決済・証券・銀行・ポイントを1つの経済圏に寄せる
  3. 生活防衛資金を確保したうえで、積立額を決める
  4. 「何歳までにやりたいこと」を年代ごとの箱に振り分ける
  5. そのうち1つを、3か月以内の予定として実際に押さえる

4と5が肝心です。リスト化しただけの願望は、たいてい実行されません。

ステップ2の「経済圏に寄せる」は、この5つの中で最も効果が出るのが早い部分です。決済カードを1枚決めるだけで、あとは日常の支払いを通すだけで自動的にポイントが積み上がります。

よくある質問

3冊のうち1冊だけ読むならどれがいいですか?

読書に慣れていないなら『DIE WITH ZERO』です。話が具体的で読みやすく、読後に行動が変わりやすい1冊。すでに資産形成を進めていて方向性に迷っている人なら『幸福の「資本」論』が刺さります。上の診断も参考にしてください。

3冊とも買う必要がありますか?

必要はありません。ただし『幸福の「資本」論』と『シンプルで合理的な人生設計』は理論編と実践編の関係なので、片方だけだと物足りなさが残る可能性があります。予算を絞るなら、この2冊のどちらかと『DIE WITH ZERO』の組み合わせが現実的です。

順番通りに読まないと意味がありませんか?

意味はあります。ただし効果は変わります。特に『DIE WITH ZERO』を最初に読む場合は、必要額の見積もりという前提を飛ばさないよう意識してください。ここを誤読すると、ただの浪費を肯定する本になってしまいます。

3冊読むのにどれくらいかかりますか?

合計896ページ。1日30分のペースで、3〜4週間が目安です。『シンプルで合理的な人生設計』の理論編がやや硬いので、ここで止まる人が多い印象です。

中古や図書館でもいいですか?

内容を知るだけなら問題ありません。ただし3冊とも「読んで終わり」ではなく、判断に迷ったときに戻ってくる本です。何度も参照するなら手元に置くほうが結果的に安く済みます

資産運用の具体的な手法は学べますか?

3冊とも運用手法の解説書ではありません。「何のために運用するのか」「いつ使うのか」を決めるための本です。具体的な商品選びは、別途専門の書籍や情報を参照してください。

まとめ

  • 『幸福の「資本」論』=どこで幸せになるかを決める(目的)
  • 『シンプルで合理的な人生設計』=どう攻略するかを決める(戦術)
  • 『DIE WITH ZERO』=いつ使うかを決める(タイミング)

3冊に共通するのは、「もっと足す」ではなく「何を手放すか」を決める発想です。リソースには上限がある。だから引き算ができる人だけが、納得のいくポートフォリオを組めます。

家計管理もポイ活もクレカ最適化も、あくまで手段です。まずは診断で選んだ1冊から始めてみてください。

出典(各書籍の公式ページ)

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